いろいろな意味で、話題に事欠かないスマートフォン(スマホ)ですが、スマホとの関わり方について少し考えてみました。
昨今では、スマホとネットがないと、『生活できない』という方もおられるのではないでしょうか。
(ビジネスの上では、既にネット、パソコン、スマホなしでは、成り立たなくなっていますが)
(ビジネスの上では、既にネット、パソコン、スマホなしでは、成り立たなくなっていますが)
そういった背景からか、ネット依存、スマホ依存などという問題も指摘されていますよね。

それに関連した話しで少し前になりますが、今年の信州大学長の入学式の挨拶が話題を集めていました。
『スマホをやめますか、それとも信大生やめますか』というスレーズが、切り出され、この部分について賛否が飛び交っていたようです。
なぜに信州大学の入学式の挨拶が、これほどまでに話題になったのか、山沢学長のあいさつを読む限りは、理解出来ません。
このような現象はまさに、話しの中の刺激的な部分のみを切り出して、意図した内容とは全く異なる(関係のない)内容になり、もすごい速度で伝搬していく、今のスマホ社会を如実に表しているのではないでしょうか。
スマホで、発信するうえで、
「注目をあびる」
「話題になる」
「おもしろい」
「とにかく早く」
などなど、理由は様々でしょうが、そのような情報に脊髄反射的に反応しているのが、今のスマホ文化なのでしょうか。
ここに、山沢学長の入学式のあいさつの概要を示しますが、全文は信州大学のホームページで読むことが出来ます。
=概要=
世界へ積極的に貢献して行くためには、独創性や個性を発揮することが重要となる。
個性を発揮するとは、問題や課題に対して、常に自分で考えること。それによって、個性が出て、豊かで創造的な発想となる。
創造性を育てるうえで、特に心がけなければならないこと
- 時間的、心理的な「ゆとり」を持つこと
- ものごとにとらわれ過ぎないこと
- 豊か過ぎないこと
- 飽食でないこと
自分の時間を有効に使うために、自力で時の流れを遅くする必要があります。
- 学び続けること。新しい経験が得られて、時間感覚がゆっくりとなる。
- 新しい場所を訪ねる。定期的に新しい環境に脳をさらす。
- 新しい人に会う。他人とのコミュニケーションは脳を刺激する。
- 新しいことを始める。新しい活動への挑戦。
- 感動を多くする。
スマホ依存症は知性、個性、独創性にとって毒以外の何物でもない。
スマホのスイッチを切って、本を読みましょう。友達を話しをしましょう。そして、自分で考えることを習慣づけましょう。自分の持つ知識を総動員して、ものごとを根本から考え、全力で行動することが、独創性豊かな信大生を育てます。
=以上=
山沢学長の言われることに共感します。この内容は、信大生に限らず、最後の信大生の部分を『ひと』に変えれば、すべての人にいえる内容だと思います。
我々も、自ら考え、行動できるひとを育むことを目指して活動をしていますが、その想いをより強くおもうようになりました。
道具に支配されるのではなく、自分か成長していくために、うまく道具を使って行きたいものですね。
しかしここまで、入学式の挨拶を話題にした、山沢学長はさすがですね。
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