そろそろ梅雨も明けてきそうな雰囲気ですが・・・
梅雨がのんびり居座っている間に、もう海の日(7月21日)になってしまいましたね。
南房総市
すっかり気分は、なぁ〜つぅ〜! とはなっていないかもしれませんが、子ども達は夏休みに入り、家族や友人達と海や川、湖などの水辺に遊びに行くことが増えると思います。
海水浴、水遊び、BBQなど楽しみはたくさんありますが、じつは水辺には危険がたくさん潜んでいます。
夏のこの時期、残念ながら悲しいニュースを毎年聞いています。
ちょっと気をつけていれば、避けることが出来たのに・・・
ということが、たくさんあるように感じられます。
そこで、せっかくの夏休みを海や川などで楽しく、安全に過ごせるように、海や川などでの注意点を2回に分けてお伝えします。
まず1回目は、海の日にちなんで、『うみ編』です。
皆さん、どの辺の海に行かれるでしょうか?
海と一言でいっても、地形や潮、海流、天候などによって、条件(環境)は様々です。
つまり、プールとは違って、環境は海によっても異なりますが、同じ海でも天候などによって変化します。
まず基本として、『自分の身は自分で守る』ことを心がけましょう!。
『そんなのあたり前でしょ!』と言われるかもしれませんね。
そーなんです。あたり前なんです!。
でも、出来ていなかったりするんです。 けっこう。
つまり、何が危険かを知らない為に、危険な状況を自分で作ってしまっているのです。
もちろん、危ないからやめましょうと言っているのではありません。逆に、いろいろなことをたくさん体験することによって、何が危ないのかを知って欲しいのです。
ただし、その前にどんな危険(リスク)があるのか、潜んでいるのかを、理解して準備・対処をしておくことが重要になります。
前置きが長くなってしまいましたが、海水浴に行った時に注意するポイントです。
1. 遊泳区域外では泳がない
あたりまえですよねぇ〜、でもなぜでしょう?
遊泳区域の外には、次のような危険があるかもしれません。
@ 川のように流れのはやいところ
引き潮、引き波、離岸流などによって急に沖合に流されことがあります。離岸流の流れの速さは、オリンピックの水泳選手の泳ぐスピードくらいになることもあるそうです。とてもかないません。
もし、離岸流などの早い流れに巻き込まれた場合、横に泳ぐなどして流れから素早く脱出しましょう。
A 思わぬ深みがある
遠浅の海岸でも、海の中には急に深くなっている場所があります。
B 大きな波が襲ってくる
突然予想もしない大きな波がくるかもしれません。
台風のうねりがあるときは、特に注意が必要です。
2. 遊泳区域でも、海の状況は常に変化しているので、同じように次のことにも注意しましょう
引き返す波の流れに注意する。
深みや滑りやすい所には気をつける。
天候が悪いときは、無理をして海に出ない。
3. 無理をしない
子どもは、体温を奪われやすいです。個人差もありますが、体が冷えてしまったら海から上がって休みましょう。唇が紫色になったり、ガタガタ震えていたりしたら休憩を!
4. 子どもから目を離さない
浮き輪を持っているから大丈夫!と安心しない。
浮き輪は、不安定です。なにかの拍子に抜け落ちるかも知れません。また、子どもが浮き輪をつかむのは、難しかったりします。(手がすべって、つかめないなど)
引き波に乗ってしまっているかもしれません。
注意しましょう。
南房総市
5. 日焼け、脱水・熱中症、熱射病など
海では日差しが強いです。しかも普段より長い時間直射日光にさらされています。
ヤケドにならないように日焼け止めを塗るなどの気をつけましょう。
また、曇りの日でも紫外線の量は、晴れの日と変わらななかったりしますので、その辺もご注意を!
また、水分補給や日陰に入るなど体温調整もこまめにしましょう。
6. 海中生物をみだりに触らない
海の中に珍しい生き物がいると、つい触りたくなりますよね。でも、鋭い歯を持っていたり、毒を持っている生き物もたくさんいます。また、サンゴのように触られると死んでしまう生き物もいます。
自然と自分を守る為に、みだりに海中生物に触らないようにしましょう。
おとなの人に
海でお酒(特に冷えたビール) 最高ですよねぇ〜。でも、お酒を飲んだら海には入らない。二日酔いでもやめましょう。
以前は泳げたからと、自分を過信しない。
何もないことが一番ですが、
もしものときは、118番に電話をしましょう。
海上保安庁につながります。
おまけ
海水浴場には、大勢の人が来ています。貴重品のある所には誰か残る、もしくは、貴重品は海岸に持って行かないことをお勧めします。
最後に、体調管理もしっかりと!
長くなりましたが、
海に行く前に、準備をして夏をみんなで楽しみましょう!
かわ編は、こちらからご覧ください